科目区分 | 専門科目 | 教職科目 | 指定なし |
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単位数 | 1 | 選択・必修・自由 | 選択 |
授業形態 | 講義 | 主な使用言語 | 日本語 |
開講時期 | Ⅲ | 履修登録システム | 使用する |
履修登録期間 | 2022/10/07~2022/10/28 | 履修取消期限 | 2022/11/16 |
プログラム名 | IS | BS | MS | DS | DGI |
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履修区分 | △ | ○ | △ | ○ | □ |
コア科目 | - | - | - | - | C |
履修方法 | ・修士論文研究又は特別課題研究を履修する場合は、序論科目、基盤科目及び専門科目から14単位以上履修すること。 ・課題研究を履修する場合は、序論科目、基盤科目及び専門科目から16単位以上履修すること。 |
担当責任教員 | 久保 稔 |
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担当教員 | 久保 稔、(山口 富子(ICU))、(川本 思心(北大))、(日比野 愛子(弘前大))、(中川 裕志(理研))、(高江 可奈子(早稲田大))、(調 麻佐志(東工大)) |
教育目的/学修到達目標 | 【教育目的】 これまで多くの革新的な科学技術が生み出され、広く社会に実装されることで我々はその恩恵を享受してきた。しかし、それらが社会に広まるまでには、数々の問題が生じ、それらを克服することが必要であることが広く認識されつつある。近年、それらの解決に向けた取り組みとして倫理的・法的・社会的課題(ELSI)と呼ばれる学問領域が大きな役割を担っている。本講義では、グリーンイノベーションに関わる科学技術(ゲノム編集、AI等)を題材として、様々なステークホルダーの立場から、その歴史、現状を捉え、社会に受け入れられる科学技術のあり方について考察することを目的とする。 【学修到達目標】 1) 倫理的・法的・社会的課題(ELSI)について説明、記述できる。 2) グリーンイノベーションにおける倫理的・法的・社会的課題(ELSI)について整理、議論ができる。 3) グリーンイノベーションにおける倫理的・法的・社会的課題(ELSI)について俯瞰、表現できる。 4) グループワーク等、共同作業に必要なオンラインツールを操作できる。 |
授業概要/指導方針 | 【授業概要/指導方針】 SDGsの達成やバイオエコノミーの実現など地球規模での社会的課題を解決するためには、ELSIと呼ばれる倫理的、法的、社会的課題や、それに伴う様々な規制に対応する必要がある。6名の講師による講義から、様々な科学技術を題材としたELSIについて、その歴史、問題点、今後の課題について学ぶ。また、特定のテーマについての深掘り調査を含むグループワークを実施し、意見交換を行うことでELSIについて考察し、さらに理解を深める。 【授業時間外学修(予習・復習等)の目安】 各回毎に授業内で与えられたAssignmentの予習2時間 各回毎に復習2時間程度 |
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回数 | 日付 [時間] | 担当教員 | テーマ | 内容 |
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1 | 11/9 [5] | 山口 富子(ICU) | 価値意識からみる先端科学技術の社会実装 | 先端科学技術の社会実装の過程において価値意識の対立が伴うことがある。それをどう理解し、どう乗り越えれば良いのだろうか。遺伝子組換え技術、ゲノム編集技術を事例としその問題を考える。 |
2 | 11/16 [5] | 川本 思心(北大) | 現代科学技術とデュアルユース問題 | 軍民両用性から用途両義性へと拡張してきた現代のデュアルユース問題は、最も困難なELSI事例といっても過言ではない。古今の事例を紹介し、その本質を理解するとともに、どうガバナンスするかについて議論する。 |
3 | 11/30 [5] | 日比野 愛子(弘前大) | 培養肉をめぐる社会的課題 | 環境負荷の軽減に役立つとして近年期待されている培養肉技術を取り上げます。この技術に対する社会的理解の調査結果や関連する社会的課題を紹介し、議論したいと思います。 |
4 | 12/7 [5] | 中川 裕志(理研) | AIと社会 | 人々がAIから受ける影響を考慮してAI応用システムを設計、開発することが必要になっている。そこで考慮すべき問題を、社会制度、倫理、法制度の側面から分析する。 |
5 | 12/14 [5] | 高江 可奈子(早稲田大) | 科学技術を通してみる応用倫理学 | 本授業では、(応用)倫理学がどのような学問であり、そこで扱われる倫理的議論にはどういった特徴があるのかを概観した上で、科学技術によって倫理学がどのように変容してきたのかを、「倫理学の脱-人間中心化」という観点から見ていきます。現代社会における倫理的議論がどのようなものとなるのか、この授業を通して一緒に考えていきましょう。 |
6 | 12/21 [5] | 調 麻佐志(東工大) | 進化する情報技術と遅れる法の整備 ~ファイル共有ソフトWinnyを例として~ | 知的財産権制度の歴史的展開とそれが技術進歩に遅れるのが宿命付けられていることを紹介した後、具体的事例としてファイル共有ソフトWinnyを取り上げ、技術を制御するための法と社会のあり方を検討する。 |
7 | 12/28 [5] | 久保 | 総括・ディスカッション(1) | これまで受講した講義を題材として、調査、ディスカッションを含むグループワークを行う。 |
8 | 1/12 [5] | 久保 | 総括・ディスカッション(2) | これまで受講した講義を題材として、調査、ディスカッションを含むグループワークを行う。 |
回数 | 日付 | 時間 | 講義室 | 備考 |
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1 | 11/9 | 5 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | 講師はオンライン参加 |
2 | 11/16 | 5 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
3 | 11/30 | 5 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
4 | 12/7 | 5 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | 講師はオンライン参加 |
5 | 12/14 | 5 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
6 | 12/21 | 5 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | 講師はオンライン参加 |
7 | 12/28 | 5 | C109(BS) | |
8 | 1/12 | 5 | 備考参照 | 講義室:CDGコモンズ(学際融合領域研究棟1号館2階206・207室) |
テキスト | 特になし |
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参考書 | 特になし |
履修条件 | 特になし |
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オフィスアワー | Eメールで連絡の上、日時を決める。 |
成績評価の方法と基準 | ・5段階(秀・優・良・可・不可)で評価する。 ・評価は、毎回のミニテストかレポート(50%)、期末レポート(50%)で行う。 ・倫理的・法的・社会的課題(ELSI)の理解、知識の習得を基準とする。 |
関連科目 | 先端科学技術のガバナンス(R4年度不開講) |
関連学位 | バイオサイエンス、工学、理学 |
注意事項 | 特になし |
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資料名 | 備考 | 公開期限 | ||
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230112第7-8回レポート課題 | 2023/03/31 | 学内専用 | |
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230112第8回配布資料 | 再配布不可 | 2023/03/31 | 学内専用 |