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2019年度 社会システム理論 (4019)

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科目区分 専門科目 教職科目 情報
単位数 1 選択・必修・自由 選択
授業形態 講義 主な使用言語 日本語
開講時期 履修登録システム 使用する
履修登録期間 2019/05/29~2019/06/18 履修取消期限 2019/06/18

教育プログラム別の履修区分

プログラム名 IS CB BS BN MS CP DS
履修区分
コア科目
履修方法 ・基盤科目及び専門科目から12単位以上履修すること。

授業科目概要

担当責任教員 笹部 昌弘
担当教員 笹部昌弘
教育目的/学修到達目標 インターネットなど多くの社会システムは我々の生活には欠かせない基盤の一つとなっている。一方で、インターネットの場合、各種サービスは様々なネットワーク資源を不特定多数のユーザ間で共有することで成り立っている。このとき、個々のユーザはできる限り高品質のサービスを享受できることを望む一方、サービス提供に必要となるネットワーク資源は有限である。本科目では、このようなユーザ間での資源競合問題を扱うことのできる社会システム理論の枠組みの一つとして、ゲーム理論の基礎と応用について学ぶ。
授業概要/指導方針 第1回-3回、第5回-7回の講義終了時に簡単な演習をオンライン上で行うことで、各回の理解度を確認する。第4回講義終了時には前半の講義内容の理解度を評価するためにレポート課題を用意する。最後に、講義全体の理解度を評価するために第8回に試験を行う。

クラス情報



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授業計画

[1限目 9:20-10:50] [2限目 11:00-12:30] [3限目 13:30-15:00] [4限目 15:10-16:40] [5限目 16:50-18:20] [6限目 18:30-20:00]
回数 日付 [時間] 担当教員 テーマ 内容
1 6/6 [1] 社会システム理論、ゲーム理論の概要 インターネットなど多くの社会システムにおいて見られるユーザ間での資源競合問題について解説するとともに、そのようなユーザ同士の振る舞いが相互に依存し合う関係を扱うことのできる理論的枠組みであるゲーム理論の概要を紹介する。
2 6/13 [1] 戦略系ゲーム、ナッシュ均衡、純粋戦略と混合戦略 ゲーム理論において基本となる相互依存関係のモデルである戦略系ゲームを軸に、社会システムの安定状態に相当するナッシュ均衡、各ユーザの行動を表す戦略について紹介する。
3 6/20 [1] オークションメカニズム 日常生活で広く用いられているオークションという社会システムにおいて、財を高く販売したい売り手と安く購入したい買い手との間でどのように価格に関する意思決定が行われるかについてゲーム理論の観点から分析する。
4 6/27 [1] 繰り返しゲームとその応用 社会システムにおける行動の選択は一回限りとは限らず複数回に渡って繰り返されることが多い。このような状況をモデル化した繰り返しゲームの基礎と応用について紹介する。
5 7/4 [1] 利己的ルーティング、ポテンシャルゲーム 道路ネットワークにおける渋滞問題や情報ネットワークにおけるトラヒックの輻輳問題を扱う。個々のユーザにとっては、目的地までの所要時間やデータの送信時間が短くなるように経路を選択することが重要となるが、そのような個々の利己的な判断と社会システム全体としての最適性との関係について議論する。
6 7/18 [1] 無線アクセス制御 無線LANに代表される無線通信では不特定多数のユーザが同一の無線資源を共有している。このような無線資源の競合問題を解決するためのゲーム理論的枠組みについて紹介する。
7 7/25 [1] 進化ゲーム理論とその応用 社会システムにおいてユーザ間の協調をどのように実現するかは重要な課題となる。個々のユーザの利己的な振る舞いと社会システム全体の挙動との関係を進化ゲーム理論の枠組みから議論する。
8 8/1 [1] まとめと試験 講義全体のまとめを紹介するとともに、各回の内容を基にした試験を行うことで、科目全体の理解度を評価する。

授業日程

[1限目 9:20-10:50] [2限目 11:00-12:30] [3限目 13:30-15:00] [4限目 15:10-16:40] [5限目 16:50-18:20] [6限目 18:30-20:00]
回数 日付 時間 講義室 備考
1 6/6 1 L2(IS)
2 6/13 1 L2(IS)
3 6/20 1 L2(IS)
4 6/27 1 L2(IS)
5 7/4 1 L2(IS)
6 7/18 1 L2(IS)
7 7/25 1 L2(IS)
8 8/1 1 L2(IS)

テキスト・参考書

テキスト 担当教員のWebページ上で配布する。
参考書 特になし

その他

履修条件 特になし
オフィスアワー Eメールで連絡の上、日時を決める
成績評価の方法と基準 ・5段階(秀・優・良・可・不可)で評価する。
・試験(75%)とレポート(25%)で評価する。
・社会システム理論の知識の習得を基準とする。
関連科目 特になし
関連学位 理学、工学
注意事項 特になし

授業関連URL

内容
講義資料

配布資料



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