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2022年度 科学哲学 (1002)

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科目区分 一般科目 教職科目 指定なし
単位数 1 選択・必修・自由 選択
授業形態 講義 主な使用言語 日本語
開講時期 履修登録システム 使用する
履修登録期間 2022/06/24~2022/07/14 履修取消期限 2022/07/28

教育プログラム別の履修区分

プログラム名 IS BS MS DS DGI
履修区分
コア科目
履修方法 ・一般科目から4単位以上履修すること。

授業科目概要

担当責任教員 大西 勇喜謙
担当教員 (大西勇喜謙)
教育目的/学修到達目標 【教育目的】
科学技術の性質・方法・変化、さらにはそれを取り巻く社会的問題について理解を深め、科学技術全体について俯瞰できるようになることを目的とする。科学哲学には様々な話題があるが、中でも科学知識の性質や科学の信頼性に関する話題を中心に取り上げる。

【学修到達目標】
1)科学技術の性質・方法について理解し、説明、記述できる。
2)科学技術の性質・方法について学び、全体像を俯瞰できる。
3)科学論について議論できる。
4)科学論について理解し、自分の俯瞰的考察ができる。
授業概要/指導方針 【授業概要/指導方針】
この講義では広い意味での科学哲学(科学史,科学技術社会論などを含む)について扱う。科学技術の歴史、哲学的背景、社会との関わりについて、関連するさまざまな具体例を用いて説明する。本講義では、講義やディスカッションを交えて、科学技術全般に関する多様な知識の定着を図る。

【授業時間外学修(予習・復習等)の目安】
各回毎に復習2時間程度

クラス情報



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授業計画

[1限目 9:20-10:50] [2限目 11:00-12:30] [3限目 13:30-15:00] [4限目 15:10-16:40] [5限目 16:50-18:20] [6限目 18:30-20:00]
回数 日付 [時間] 担当教員 テーマ 内容
1 7/28 [3] 大西 勇喜謙 イントロダクション/科学と疑似科学 I イントロダクションでは、科学哲学の全体像や大まかな科学史の流れについて紹介したうえで、授業でとりあげるトピックについて説明する。科学と疑似科学 では、しばしば社会的にも問題になる、科学と疑似科学との違いについて、科学哲学で提唱されてきた、科学の特徴づけに関する諸説を参考に考えていく。前半では、主にその理論構成や方法論に着目するタイプの諸説を紹介する。
2 7/28 [4] 大西 勇喜謙 科学と疑似科学 II 後半では、理論転換の様式に着目するタイプの諸説や、問題設定そのものの再考を促す立場を紹介する。
3 7/29 [3] 大西 勇喜謙 科学的実在論論争 I 2日目は、科学的実在論論争とよばれる問題をとりあげ、科学知識の性質・およびその限界について考える。前半では、代表的な実在論支持の議論、実在論批判の議論をそれぞれ紹介し、基本的な問題構造について確認する。
4 7/29 [4] 大西 勇喜謙 科学的実在論論争 II 後半では、基本的な問題構造をふまえたうえで、近年提案されてきた様々なタイプの実在論・反実在論的立場を紹介する。
5 8/4 [3] 大西 勇喜謙 科学と価値 I 3日目は、近年盛んに論じられるようになってきた科学の社会的・世俗的性格と科学の合理性・客観性との共存可能性について考察する。前半では、隣接分野である科学社会学の一派で一時期盛んに論じられた科学知識の社会的構築に関する研究について紹介したうえで、これをうけて科学哲学で提唱されてきた、こうした指摘と科学の合理性や客観性を調停する試みについて紹介する。
6 8/4 [4] 大西 勇喜謙 科学と価値 II 後半では、科学哲学内部で問題意識が醸成されてきた、科学知識の形成や方法論への社会的価値の影響や積極的役割をめぐる議論について紹介したうえで、これらを近年問題となっている、再現可能性や出版バイアス、利益相反といった科学の制度的問題に関する研究公正上の話題と接続する。
7 8/5 [3] 大西 勇喜謙 詰め合わせ I 4日目は、これまでに紹介した話題に関連するものとして、科学哲学における定番の話題を簡単に紹介していく。前半では、1日目にふれた帰納にまつわる問題を敷衍したうえで、自然種という概念に関する問題について紹介する。
8 8/5 [4] 大西 勇喜謙 詰め合わせ II 後半では、1日目や2日目の話題と関連するものとして、科学的説明に関する話題や、確証(科学的証拠)に関する科学哲学上の分析を紹介する。

授業日程

[1限目 9:20-10:50] [2限目 11:00-12:30] [3限目 13:30-15:00] [4限目 15:10-16:40] [5限目 16:50-18:20] [6限目 18:30-20:00]
回数 日付 時間 講義室 備考
1 7/28 3 エーアイ大講義室[L1](IS) 講義はオンラインで実施する。オンラインもしくは講義室での受講が可能。URLはシラバス下部参照。
2 7/28 4 エーアイ大講義室[L1](IS) 講義はオンラインで実施する。オンラインもしくは講義室での受講が可能。URLはシラバス下部参照。
3 7/29 3 エーアイ大講義室[L1](IS) 講義はオンラインで実施する。オンラインもしくは講義室での受講が可能。URLはシラバス下部参照。
4 7/29 4 エーアイ大講義室[L1](IS) 講義はオンラインで実施する。オンラインもしくは講義室での受講が可能。
5 8/4 3 エーアイ大講義室[L1](IS) 講義はオンラインで実施する。オンラインもしくは講義室での受講が可能。
6 8/4 4 エーアイ大講義室[L1](IS) 講義はオンラインで実施する。オンラインもしくは講義室での受講が可能。
7 8/5 3 エーアイ大講義室[L1](IS) 講義はオンラインで実施する。オンラインもしくは講義室での受講が可能。
8 8/5 4 エーアイ大講義室[L1](IS) 講義はオンラインで実施する。オンラインもしくは講義室での受講が可能。

テキスト・参考書

テキスト 伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』名古屋大学出版会
参考書 サミール・オカーシャ『科学哲学』岩波書店、伊勢田哲治『認識論を社会化する』名古屋大学出版会

その他

履修条件 特になし
オフィスアワー 授業終了後
成績評価の方法と基準 ・5段階(秀・優・良・可・不可)で評価する。
・授業内小レポート・ワーク 50%、最終レポート50%で評価する。
・科学技術についてのより深い理解とより広い視野に関する知識の習得を基準とする。
関連科目 特になし
関連学位
注意事項 講義URL(2022/07/26更新・変更になっていますのでご注意ください)
https://sokendai.webex.com/sokendai-jp/j.php?MTID=m8fcef2498b295dafb3c9a7a9061824e6
ミーティング番号: 2651 257 5314
パスワード: 8fwJ8kCw8Pm

※本講義はアーカイブされませんので、アーカイブ聴講はできません。

授業関連URL



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配布資料



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