科目区分 | 専門科目 | 教職科目 | 指定なし |
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単位数 | 1 | 選択・必修・自由 | 選択 |
授業形態 | 講義 | 主な使用言語 | 英語 |
開講時期 | Ⅲ | 履修登録システム | 使用する |
履修登録期間 | 2022/10/07~2022/10/28 | 履修取消期限 | 2022/12/06 |
プログラム名 | IS | BS | MS | DS | DGI |
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履修区分 | △ | ○ | △ | ○ | ○ |
コア科目 | - | - | - | - | - |
履修方法 | ・修士論文研究又は特別課題研究を履修する場合は、序論科目、基盤科目及び専門科目から14単位以上履修すること。 ・課題研究を履修する場合は、序論科目、基盤科目及び専門科目から16単位以上履修すること。 |
担当責任教員 | 西條 雄介 |
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担当教員 | 西條雄介、那須野亮、白川一、小牧伸一郎、鳥山真奈美、印東厚、郷達明、若林智美、篠塚琢磨 |
教育目的/学修到達目標 | 【教育目的】 本授業は、バイオサイエンスにおける最先端の知識や様々な問題点の解決に向けての考え方を提供するとともに、学生自身の研究プロジェクトの企画・推進にも役立つ多様な実験的アプローチを示すこと、さらには得た知識を議論を通じて深化させることを目的とする。 【学修到達目標】 1) ________について説明、記述できる。 2) ________について整理、議論ができる。 3) ________について俯瞰、表現できる。 4) ________について操作できる。 |
授業概要/指導方針 | 【授業概要/指導方針】 バイオサイエンス領域の8人の講師が、自らの研究分野についてその背景から最新の話題まで講義し、内容に沿って学生との議論を行う。 【授業時間外学修(予習・復習等)の目安】 各回毎に授業内で与えられたAssignmentの予習2時間 各回毎に復習2時間程度 |
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回数 | 日付 [時間] | 担当教員 | テーマ | 内容 |
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1 | 12/2 [1] | 白川 一 | 植物の器官発生におけるマスター転写因子とペプチド-受容体系の役割とその進化 |
動くことができない植物は、動物と異なる生存戦略を発展させてきた。その過程で、植物固有の特殊な細胞を獲得した。本講義では、高度に特殊化した細胞 「孔辺細胞とミロシン細胞」の分化の制御機構について、マスター転写因子とペプチド-受容体系等について解説する。さらに、これらの制御系がどのように進化してきたのか議論する。 |
2 | 12/6 [1] | 那須野 亮 | 酵母における一酸化窒素の機能 | 一酸化窒素(NO)は多くの生物でシグナル分子として機能するが、酵母や真菌類におけるNOの代謝や生理機能には不明な点が多い。本講義では、酵母におけるNOの代謝・生理機能や研究手法について最新の知見を交えながら紹介するとともに、得られた知見の応用可能性についても議論する。 |
3 | 12/8 [1] | 若林 智美 | ゲノムデータに基づく植物の集団遺伝学的解析と環境適応遺伝子の探索 | 近年の塩基配列解読技術の発展により、多数の系統やエコタイプについてのゲノム網羅的な塩基多型情報を取得することも可能となっている。本講義では、モデル植物の1つであるミヤコグサを対象に、ゲノム網羅的な塩基多型情報を用いた集団遺伝学的解析による集団動態の変遷を推定した研究成果と、植物の繁殖成功に重要な開花時期多型についての全ゲノム関連解析を行った研究成果について紹介する。 |
4 | 12/12 [1] | 鳥山 真奈美 | 一次繊毛の生理機能とその機能破綻による疾患発症について |
一次繊毛は細胞外に突出した細胞小器官であり、様々な細胞外シグナルを受容する。様々な細胞機能の制御における一次繊毛の重要性が示唆されているものの、その詳細は明らかではない。本講義では、一次繊毛の生理機能と、一次繊毛の機能破綻によって生じる様々な疾患について概説する。 |
5 | 12/14 [1] | 小牧 伸一郎 | M期チェックポイントから探る植物ゲノムの可塑性 | 細胞分裂における染色体の均等な分離は、ゲノムの安定性ひいては正常な生長や発達そして生殖に必要不可欠である。動物や酵母の細胞では、この重要な事象が紡錘体形成チェックポイント複合体(SAC)と染色体パッセンジャー複合体(CPC)から構成されるM期チェックポイントによって保障されている。植物にも機能的なM期チェックポイントは備わっているものの、容易にゲノム倍加を起こすことが知られていた。本講義では、植物特異的なM期チェックポイント制御が、植物ゲノムの可塑性を生み出す一因となっていることを紹介する。 |
6 | 12/16 [1] | 印東 厚 | 幹細胞由来のミニ臓器(オルガノイド)を用いた疾患モデリング | ES細胞やiPS細胞は様々な細胞へと分化誘導が可能である。これらの幹細胞は生き物の形づくり(発生)のメカニズムを明らかにする研究だけでなく、病態を模倣した疾患モデルとしての活用も注目されている。特に、機能的な3次元構造を有するミニ臓器(オルガノイド)を用いた疾患モデルは、単一細胞・単層培養に比べてより正確な疾患再現が可能と考えられている。本講義では、近年の研究成果を基に、幹細胞を用いた疾患モデル樹立までのアプローチ法を概説する。 |
7 | 12/20 [1] | 郷 達明 | イメージングと数理の融合で紐解く植物の形づくり | 動物や植物の器官のサイズは生物種ごとに多様である。その一方で、サイズを規格化して器官の形を比較すると、そこには種を超えた形の共通性がみえてくる。生物の形に共通性があるということは、その形を生み出す発生プロセスにも何らかのルールが存在する可能性が示唆される。本講義では、植物の根の先端のドーム形状を例として、生物の形の共通性とその形を生み出す仕組みの理解に向けたアプローチを紹介する。 |
8 | 12/22 [1] | 篠塚 琢磨 | 中枢神経系の発生における細胞分化の制御メカニズム | 脊椎動物の中枢神経系の発生では、分泌性シグナルタンパク質の濃度勾配により与えられる位置情報により細胞の運命が規定される。本講義では、発生過程の神経管における神経前駆細胞の領域化と多種多様な細胞への分化制御メカニズムについて概説するとともに、近年の研究成果を紹介する。 |
回数 | 日付 | 時間 | 講義室 | 備考 |
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1 | 12/2 | 1 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
2 | 12/6 | 1 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
3 | 12/8 | 1 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
4 | 12/12 | 1 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
5 | 12/14 | 1 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
6 | 12/16 | 1 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
7 | 12/20 | 1 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 | |
8 | 12/22 | 1 | Rethink バイオサイエンス大講義室〔L11〕 |
テキスト | 特になし |
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参考書 | 特になし |
履修条件 | 特になし |
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オフィスアワー | 各講師が講義時にご連絡します。 |
成績評価の方法と基準 | 毎回のレポートもしくは小テストで評価します。 |
関連科目 | 特になし |
関連学位 | 理学、バイオサイエンス |
注意事項 | 特になし |
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